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Scar Symmetry - Holographic Universe (レビュー)
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by svnl
| 2008-06-20 20:01
| ::: Music :::
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スウェーデンが誇る近代メロディック・プログレッシブ・デスメタルバンド-Scar Symmetryが2年ぶりに通算3作目となる新譜-Holographic Universe を本日リリースしました。前作に引き続き、今作もNuclear Blast Recから。
いや~それにしてもこのジャケットデザインは好きだなぁ~。 2005年に彗星のごとく現れたこのバンドは、メンバーの友人の紹介で徐々に形になったという偶然性に頼った結成経緯と、各メンバーが既に他のバンドに身を置いているということから、プロジェクトバンドとしてのスタンスがかなり色濃いデビューを果たしました。 しかし、単なるお遊び的なレベルをはるかに超えたハイクオリティ且つ、独自の音楽性を提示し、ともすると1st-アルバムで、恐らく各自在籍しているバンド以上に知名度を高めてしまった感有り。今では大手レーベル-Nuclear Blast Rec に移籍してコンスタントにリリースするという、完全なるエリートコースを驀進中(笑) しかし、今作は 1st と 2ndを絶妙にミックスしたような作品で、1stでみせたキャッチーなメロディが楽曲に帰ってきたのは素直に嬉しいポイント。 その強面からは想像できない、Christian Älvestamの突き抜けた爽やか&哀愁系クリーンVoと野獣の如きグロウルの対比が大きな武器となって以降、2ndでは、特に前者を強調することで、メロディ面は歌メロで強化していた感がありました。 そんな中、今作ではクリーンVoの多様性にさらに研きがかかった印象を受けます。少なくとも、前々作に比べればクリーンVo比率1.25倍増は確実でしょうか(笑) もう一つの武器である、構築美溢れる、テクニカルなギターソロが今作でも随所で爆発。このあたりも見事に期待に応えてくれているといえるでしょう。 「よりメロディックに、よりメタリックに」という両者の絶妙なバランス・均衡を志していたとすれば今作で完成したとも思える、会心の出来。 私的お薦めは #1,#10,#12。 P.S. ChristianがDaughtryの曲を歌っているのを一度聴いてみたい。 ♪ 試聴は こちら から Written by Kaz
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